yoshi-kansoのブログ

映画や小説、漫画に音楽など、その時に触れて感じた事を書いていこうと思います。

自然毒食中毒を起こした話

ハスイモをご存じですか?
私は馴染みが薄いのですが、主人がハスイモが大好きなことが最近判明しました。
で、我が家にもハスイモが植えてあるので茎を採って塩をもみこみアク抜きし、酢の物にしたんですが、どうやら主人はハスイモのスポンジ状の部分を潰さないサクサクした食感が好きとの事。
なので、翌日改めてハスイモを採ってきて薄切りにしてみました。
主人の実家では水にさらしたり、湯がいたり、塩でもんだりなどのアク抜きは一切しないとのことだったので、それにならってみました。
「本当にこれでいいの?」と疑問が沸きちょっと1枚口に入れてみました。

瞬間、舌や喉に感じるエグみ。

「やっぱりアク抜きは必要では?」
と思った瞬間、痛みと熱を感じ、身体中から汗が吹き出しました。吐き出せば良かったのに思わず飲み込んでしまい、喉から奥に広がる痛み。
確実にヤバイものを取り入れてしまった!!と水を飲み続けました。

こんにゃく芋に含まれるシュウ酸カルシウムは結晶が針状なので皮膚に着いたらえらいことになる、というのを昔テレビで見ていたのですが、これが瞬時に頭によみがえり、汗だくになりながら水をがぶ飲み。飲んでも飲んでも口も喉も食道も痛い。
半泣きになりながら、茎を湯がいてみたのですが抜けないエグみ。そうこうしてる内に主人が帰ってきたので、現状を訴えると転がっていた生の茎を私が止めるのも聞かずにひと舐め。すぐに唾液を吐き出し口をゆすぐも私と同じ症状に。
主人が電話で実家にハスイモの下処理を聞いてみるもやはりアク抜きはしないとのこと。

昨日の酢の物は問題無かったのに……。
でも一つ思い当たる事が。昨日ハスイモは採る時に私の母親と一緒だったのですが、今日は一人で採ったんですよ。その時に間違えて、近くの里芋の茎を採ってしまったのではないかと。
シュウ酸カルシウムを多めに含む里芋の茎だったとしたら、きちんと下処理を行わないで口に入れれば、そりゃ大変なことです。

調理時のたった一枚のつまみ食いで判明したので、被害が小さかったのがせめてもの救いかもしれません。
喉から奥への強い痛みにげんなりしたんですが、食い意地が張ってるため普通に夕食を食べました。が、全然テンションが上がりませんでした。
自分だけでなく、主人も危険な目に合わせてしまったことがとても辛かったです。

よく「○○と間違えて△△を食べて食中毒を起こした」というニュースが出ますが、自分がそれをやってしまった。速効性のある毒だったから気付いたけど遅効性だったら、と青くなりました。

夕方6時頃に口に入れて、寝る前の夜中2時頃は痛みもやわらぎました。朝を迎えて気持ち悪さは残り、昼過ぎにもまだ気持ち悪く、24時間以上経った翌日の夜8時時点でも痛みとは言えない熱のような何かの塊を内臓に感じます。
でも、食い意地ははってるので、毎食しっかりと食べられるくらいの軽症で良かった。

自家栽培の野菜はきちんと管理して、正しい知識を持たないと危険だ!と身をもって知った次第です。
しかし、主人には好きな食材に対して恐怖心を持たせてしまったのが申し訳ない。

今後、このようなことがないよう気を付けたいと思います。