yoshi-kansoのブログ

映画や小説、漫画に音楽など、その時に触れて感じた事を書いていこうと思います。

「台風家族」の舞台挨拶で我が身に起きた最高の出来事

「台風家族」舞台挨拶
2019年9月17日(火)18:30~20:48中洲大洋劇場
登壇者 草彅剛、市井監督
(本来は8月30日(土)予定だったが豪雨の影響で延期に)

私の席はステージから中程の右端。座席もスクリーンも緩やかなカーブついており、少し見にくいかなぁ、と思いましたが、椅子が座面を倒したりせずに固定でふかふかで座り心地がよく、座った状態で人が目の前を過ぎても足をすぼめる必要が全くないというゆったり具合でした。

司会の女性が出てきて簡単な注意事項の後に、ついに呼び込みを。お客さんが一斉にこちらに顔を向けるので「え?こっちの方から出てくんの?」と右後方の扉(自分たちが入場した扉)を見つめてたら、スポットライトが私のすぐ側の扉に集まり、バーン!!と開いて、そこに光を浴びて輝くつよぽんの姿が!顔が目に飛び込んできて!カッコイイ!!!!!!!!と思ってるうちに、目の前に来たので思わず右手を上げたら、指先にそっと左の指先をタッチしてもらえた。優しくて温かかった!!
扉が開いた瞬間に会場は黄色い声で埋め尽くされたのですが、そのままつよぽんが歩いていく場所がライトと悲鳴が追いかけていって、私は呆然と後ろ姿を目でおいかけてました。指先が触れた瞬間から涙が溢れて号泣。

草彅さんと監督がステージへ。以下、草彅さんの言葉で覚えてるのを羅列&言い回しは正確ではない。
「本来なら皆さんが一番最初に見るはずだったんですけど」
「なんとこれが29回目で最後になったという」
「最初にするはずだった場所が最後になるという、なんか一周まわってきた感じ」
「9月17日『九州いいな』と」と笑顔のつよぽんですが、監督が言ってたことを横取り。
「すごくないですか?30日のチケットを大事にもって今日来てくれてるって」
司会の方が「本当は映画を見たかったけど、今日の為に大事にとっておいたよ!という方」結構手が上がる。
「あーそうなんだ、じゃあネタバレとか話さない方がいいですね」
「見たよって方!」
これも沢山手が上がる。10回目です!の声にありがとう!!とつよぽん
博多なので、監督にラーメンをおごる、替え玉も無料、トッピング無制限で、という冗談をさっき言ってたのですが、「みんなにラーメンおごるよ、何回も見てくれてる人はトッピング無制限!!」と楽しそうでした。

作品が公開された喜びをとても強く感じてるとのこと。
「僕は撮影の時、早く帰りたいなぁ、帰って美味しいもの食べたいなぁ、夜遅かったり、朝早かったり、つらいのになんで役者をやってるんだろうって思うときがあるんですが、作品が出来上がって、皆さんへ届けて、こうやって皆さんの喜ぶ顔を見た時に、あぁこの皆さんの顔を見る為にやってるんだなって思います」みたいな事を言われた時に、役者でもあるけど、やっぱりアイドルなんだなぁってジーンとしました。

昨日は熊本で舞台挨拶があり、お客さんが「周りが笑ってるシーンで自分は泣いてしまった」という方がいたらしく、そのことについて「人それぞれ感じ方も違う、周りが笑ってても自分が泣いてもいい、その逆もあるだろうし、泣きながら笑ってる時もあるだろうし、自分の気持ちそのままで受け取ってもらえれば」。
実際、喜劇とも悲劇ともとれるシーンのオンパレードなので、自分の生きてきた人生によってかなり受け取り方に幅がある映画だと私は思いました。

「いやー、福岡は美人の方が多いですね~」
つよぽん!男もいるよ!(男性の声)に笑いが起き、おばあちゃんもいるよ!(年配の女性の声)と続々と声がかかり、非常にアットホームでした。
最後に撮影タイムがあり、トークは終了。
そのまま舞台袖に帰って行くのかと思ったら、また同じ扉へ。二回目とはいえ全く冷静になれず、「つよぽん!」と名前しか口から出てこなかった。今度は左手の平にタッチをいただきました。今度はつよぽんの手汗が。そのせいかひんやりしていました。ライトを浴び、舞台で一生懸命話してくれたんだなぁ、とありがたい気持ちでいっぱいになりました。

かっこよかった。本当にかっこよかった。顔もスタイルも、仕事に対する姿勢も、なにもかも。何回もサンキューベリーマッチョって言ってくれたし、ヤンチェの服を着てる人に気付いて声をかけてたし、とにかく精力的でありながらも、突飛な事を言ったり。
監督が「ずっと挨拶を一緒にまわったけど、いまだに掴みきれない」みたいことをおっしゃってました。
ペロリ?かな褒められた時に照れて手を顔の横で翻す動きがあるんですが、それを多発しながら「ダチョウ倶楽部さんもこんなのありましたよね、ペロっとでしたっけ」みたいなことを言ってて、お客さんから「くるりんぱ!!」って声が飛んで、そっかそっか、ってなってたのが、非常につよぽんでよかったです。

しかし、まさかこんな至近距離で見られるなんて思ってもいなかったので、驚きの余り吐きそうでした。緊張というわけではなく、びっくりしすぎて、身体が活動を止めて別の何かに生まれ変わった気分でした。
前回つよぽんを直に見たのは2014年のコンサート「Mr.S」でのスタンド席、しかもほぼ最後列。からのゼロ距離。そりゃ生まれ変わりもしますよ。
もんのすごいかっこよかった。ご本人に見とれるのはもちろん、トーク中、ライトに照らされて後ろのスクリーンに映る影がめちゃめちゃかっこいいんですよ。草彅さんはのっぺりとした顔によく勘違いされますが、すごく彫りが深いんです!その彫りの深さが影に表れていて、そちらにも釘付けでした。

もう、記憶が薄れかけていて言い回しはもっと素敵だったはずなのですが、思い出せません。人生で初めて行った舞台挨拶でこんなにラッキーな事が起きて、号泣したことと指先に感じた温もりと、手の平に感じた汗の冷たさを忘れたくなくて書きなぐっただけですが、つよぽんに会えて本当にいい人生だと噛み締めました。
映画の感想についてはまた書けたらいいな、と思います。